2013年9月28日土曜日

血管マッサージを試してみる

このところ血圧は安定しています。朝起きたばかりだと140を超えていることもありますが、ほんの数分もすると、120台、110台にまで下がります。もちろん、薬を継続的に飲んでいるのが聞いているのだと思います。同時に、塩分制限も一日単位ではかなり厳密にやれているように思います。

もともと、高血圧気味だったと入っても、せいぜい140から150mmHg程度でした。世の中の高血圧の人は、180mmHgとか、200mmHgとかいう方がいらっしゃいますが、それと比べればたいした高血圧とは思えません。血圧だけではない要素が加わって大動脈乖離が起こっているとしか考えられません。
高血圧という現象は、同じでも、大動脈乖離の症状を起こす人と、そうでない人がいるのは確かなようです。高血圧が関与しているというのは常識のようなので、ひとつの因子であるのは間違いありません。だからこそ、大動脈乖離の手術をした後は、塩分を控えて、降圧剤を常用し、血圧を低く保つための治療を行います。積極的な治療としては、それだけのようです。どのお医者さんに聞いても、血圧以外の話を伺ったことがありません。
高血圧を抑える以外に積極的な治療というのが無いのかも知れません。ただ、患者の側からすると、なんとも不安定な状態です。血圧を低く抑えるのは、予防的には一番確実で、長期的に行っても、薬による副作用も少なく、また、他の健康状態にも悪影響は考えにくい、どちらかというと積極的に血圧を低めに保ったほうが、健康にもよいと言われていますから、やりやすい予防法であるのは議論の余地はないと思います。ただ患者として、積極的に治療を行い、あるいは、積極的な予防を考えるならば、高血圧以外の因子が何であるかが重要と思います。

考えてみると、血管の壁が乖離するというのは、もともと血管が弱くなっていたのだろうという想像はつきます。動脈瘤や、心臓に異常が波及するような、固くてもろい血管ではなく、柔軟で強靭な血管に作り変えることができれば、かなり安心になるのではないかと思います。
一部の動脈は、人工血管に置換されているため、その部分は、いまさら鍛えようがありませんが、まだまだ自分本来の血管が残っているところは、生体の血管ですから鍛えようがあるに違いありません。
そういうことで調べているうちに行き当たったのが、血管マッサージです。いかにもという名前ですよね。血管をマッサージしているうちに、血管そのものが若返り、柔軟で強靭な血管が作られていくようです。これは試してみる価値がありそうです。

2013年9月16日月曜日

尿酸がたまったような筋肉の痛みのわけ

尿酸がたまったような筋肉の痛みが階段を上がったときなどに顕著に現れるのは、循環器系に手を入れたために調子が悪いのだろう、というくらいに思っていましたが、具体的なメカニズムはわかっていませんでした。
ところが、知り合いに、といっても、お客様なのですが、お客様の一人が、かって、テルモに勤めていて、循環器系の仕事をされていたということを発見しました。
なんと、人工血管をウサギの血管に縫い付けて実験するということをされていたそうです。まさに、その血管が今、管理人の体内で血を運んでくれています。ありがたいことです。

さて、血管では、本当に助かったが、まだ、階段を上がると、足が急に疲れて引きつるような痛みがあるということを話すと、人体の大動脈というのは、心臓と同期してある程度、延びたり縮んだりできる性質を持っていて、心臓が縮むときには、大動脈も一緒に縮んで、血液を心臓と一緒になって末端に押し出す働きをしているそうです。特に運動前後のように、末端に血液が必要なときには、大動脈による血液の流れも決してむしできない程度にあるらしいのです。ところが、今の人工血管はよく出来ていて、柔軟性や耐性は十分にあるけれども、心臓に同期して伸び縮みする能力は流石に持っていない。考えてみれば当然ですね。
だから、階段などをあがって、急激に脚の筋肉が血液を必要としても、そこに必要な血液を心臓だけのちからで供給するには、力不足なので、結果として血流が不足して、筋肉中に尿酸がたまったような痛みが出てくるということらしいのです。言われてみれば、とっても論理的な説明で、思わず納得してしまいました。
また、大動脈を手術したひとは、大体3年くらいすると、絶好調になって、元の状態に近いレベルになるそうなので、まだ、2年では、本調子では無くても仕方が無いということも教えていただきました。
どのお医者さんも詳しくは説明して下さらなかった話を、思いがけず、元循環器に携わっていた技術者の方から聞けるという幸運に恵まれました。
まだまだ、調子が上向いていくということを聞いただけでも感謝です。

2013年9月8日日曜日

肥満による高血圧

塩分制限をしているのに、昼食を抜くことで、塩分量とカロリーを調整しているつもりでしたが、朝は、無塩食パンにジャムで、塩分としては、コーヒーと一緒に飲むせいぜい、0.1g 程度。お昼もバランス栄養食を少しかじるくらいなので、0.5gも無いくらい。だから、一日の塩分量を6gに制限、といっても、夕飯のために5gくらい残しているつもりでした。
結果として、5g程度の塩分があると、普通の食事とそれほど変わりません。減塩と書いてある、醤油や味噌、ポン酢、出汁などをつかっていますが、量はそれほど気にしないで食べていました。
(参考記事:ふとってしまいました。

その結果ですが、4kg体重が増えています。
気になって調べるとやはり、肥満の人には高血圧が多いそうです。原因として考えられるのは、
①循環血液が増え、心臓から血液を送り出す際に大きな圧力が必要となる。過食によって食塩の摂取量も増える。
交感神経機能が亢進すると、血管が収縮し、血圧が上がる。
インスリンに対して抵抗性が高まり、糖代謝が正常に行われなくなり、血圧を上昇させる。
いずれも当てはまりそうで怖いです。同時に、循環器の病気をしている身からはどれも危険信号ですね。
道理で、最近、立ちくらみやめまい、尿酸がたまったときのような痛みが頻繁に来るようになった気がしていました。(参考記事:尿酸がたまったような筋肉の痛み舌にしびれ、視野が欠ける
まったく危ない状況です。この流れを止めるにはやせるしかありませんが、運動はそもそも、筋肉の痛みがついてくるのでそれほど出来ません。するとカロリー制限しかなさそうです。
朝食のカロリー、昼食のカロリー、そして最大の夕飯のカロリー、さらに間食も含めて、少しずつ気をつけていくことにします。

尿酸がたまったような筋肉の痛み

歯の痛みと合わせて筋肉の痛みを書いておこうと思っていましたが、書き始めると歯に夢中で筋肉までたどり着かないで終わってしまいました。(歯の痛みと筋肉の痛み
今日は筋肉の痛みを報告しておきます。歯と違って筋肉の痛みは何度も来ています。もしかすると2度目に榊原に運ばれたときの痛みはこれだったかも知れません。(再度、背中痛で救急車)腰の上辺りがひどく痛みます。急に懸垂をやったり、腹筋をしたりして、腕の筋肉や腰の筋肉に尿酸がたまったときのような、筋肉がかあっとこわばるような痛みです。まったく我慢できないというほどでもないし、しっかりと意識はあるのだけれど、とにかく痛みがきつい。実は同じような痛みは、脚や肩にもくることがあります。そうなんどもくるわけではなくて、数ヶ月に一度来るか、来ないかという頻度です。年に数回と言い換えてもよいかも知れません。だから普段は忘れていて、というよりも、意識から消えてしまっていますが、痛みがくるときには、すべて思い出します。
脚の筋肉の場合は、階段を1フロア分上がるとほぼ確実に来ます。ただ、この場合の痛みは、5分もすれば、落ち着いてきます。肩にくる痛みは、もっと長く続きます。10分とか、長いときには数十分。そして腰が一番長い。今日は、腰は20分近くたっても落ち着かない。明日、お客様に提出する報告書がまだ出来ていないから、余計に嫌なだけかも知れません。
家内が、腰をさすったり、もんだり、マッサージ器を当ててくれたりしますが、少し楽にはなるけれど、痛みが引いていくというわけではありません。やめるとまた同じ痛みがくる。さて、困った。ためしに机に座ってみましたが、痛みが烈しくて、パソコンにも迎えない。文章を書いたり、パワーポイントのチャートを作ったりするのは無理そうです。
まだ家内はおきているというので、甘えさせてもらって、10分ほど寝させてもらうことにします。
果たして次に起きたのは15分か20分ほど経っていましたが、起きてみると少し楽になっています。もう時間切れなので、覚悟を決めて、机に座ると、今度は、なんとか座っていられます。まだ痛みが残ってはいますが、覚悟を決めると、少しずつ痛みも薄らいでいくようです。30分ほど、チャートににらめっこしているうちに痛みが引いていました。
仕事がやりたくなかっただけかも知れません。ただ、大動脈乖離の人工血管置換術の手術の後で、尿酸がたまったような痛みがくるというのは、何人かの方も経験されているので、置換によってなにか、循環器に影響があるのかも知れませんね。
南町田病院の先生は、それは、榊原病院と相談してくれと言われます。原因がはっきりとわかっているわけではなさそうです。おそらくこのまま、この症状と付き合って生きていくのか、あるいは、循環器を鍛える方法があって、マッサージとかストレッチとかで、症状が改善していくのかも知れません。ただ、この程度の痛みのために、また手術してほしいとは思いませんけどね。



2013年9月1日日曜日

減塩しててもふとってしまいました。

大動脈乖離の手術をした直後から塩分制限を指示されていて、最初は味気ない食事にうんざりしていました。それでも、もう一度手術をすることを考えると、最初のうちは味気ない塩分制限も怖くて従わざるをえないという状況でした。ところが人の記憶というものは曖昧なもので、あれだけ痛かった開胸手術の記憶も、言葉だけの記憶になりつつあります。それと同時に、塩分制限は、守っているつもりですが、食事の回数を減らす(参考記事:昼食は基本的に食べない食事制限)という試みをやっていて、昼食はかれこれ一年半くらいまともに食べていません。仕事をしているときにはそれでもお客様の中にいますので、おなかがなるのも格好が悪いということで、バランス栄養食やSoyJoyなどを一袋食べています。いずれにしてもお昼をまともに食べていないので、カロリーは圧倒的に少ないので、まさか太ったりはしないでしょう、と高をくくっておりましたが、気がついたらやっちゃってました。
今日、何ヶ月ぶりかにまともに体重計に乗ってみるとなんと75.5kg。手術前が72kgくらいで,手術後が平均して71kg程度。食事制限の後もずっとその体重を保っていましたが、今年の春の健康診断では確か73kg、少し体重が増えたかなという印象でした。

今日、改めて、体重計に乗ってみてびっくり。手術直後から比べるとなんと5kg近く増えています。お昼を抜いて油断していましたが、朝は、次女が焼いてくれる無塩パンにジャムをたっぷりつけて、ついでにコーヒーにも砂糖をたっぷり。それから、お昼は、カロリーバランスと、フルーツブラン系のクッキーをそれぞれ一袋。ついでに、自動販売機で、フルーツジュースを追加するのが日課になっていました。夜は、昼を軽くしている反動で、結構おなか一杯に食べます。その結果がよもやの体重増加につながったようです。
実は最近、足腰が弱くなって、疲れやすいと思っていました。なんてことは無い。体重が増えて体が重くなった分だけ疲れやすくなっていたようです。筋肉は、新たに強化されるほどの運動はやっていないので、体重が増えるとその分それを支える筋肉はつらくなります。
もう少し軽度の運動を心がけるというくらいのほうがよさそうです。いずれにしてもこのまま食欲の秋を迎えて、その食欲を野放しにしておくととんでもないことになりそうです。かといって、昼食を減らす以上に朝や夜の回数をへらすだけの根性は今のところありません。
量を減らす工夫しかありませんね。

2013年8月25日日曜日

歯の痛みと筋肉の痛み

先週、もみほぐしの「りらく」に行く前に、歯医者に行ってきました。歯医者は基本的に嫌いで、歯医者という人と話をしたのが10年振りくらいだと思います。もちろん、歯を見てもらったのも10年振りくらいです。
虫歯はあるので、虫歯菌(ミュータンス菌)を保菌しているのは間違いないのですが、そのミュータンス菌の活動があまり活発ではないらしく、10年間、歯の痛みらしいものは記憶にありません。
ただ、今回はどうも昔の記憶にある虫歯の痛みに似ています。右下の奥歯が特に痛みます。といっても、冷たいものや熱いものが沁みるというわけではなくて、痛くなる前兆のような鈍い痛みを感じます。記憶によると、これがだんだんと強くなってきて、ある朝目覚めると、我慢できないくらい痛くなっているはずです。残念ながら歯は自己治癒してくれないので、虫歯になると直すのは歯医者に行くしかありません。日曜にあいている歯医者なんて近くにあるかしらと思っていると、なんと隣の駅のすぐ近くにありました。田舎の旧国鉄と違って、首都圏の私鉄の隣の駅なんて、歩いていける距離です。電話してみると、すぐ行っても見てくれそうな気配でした。次の正時が11時だったので、11時に約束して、行ってきました。それにしても日曜にすぐに直近の予約がとれる歯医者って少しさびしいかも知れません。
案の定、歯医者に行ってみると、お医者さんと受付の年配の事務の方が二人して待ち構えていてくださいました。つまり他にはどなたも患者さんはいらっしゃらないようでした。すぐに診察室に入ってみてもらったところ、なんと虫歯なんてありませんよというのが診察の第1声。念のためレントゲンをとりましょう、といって左から右の奥歯まですべてレントゲンで調べていただきましたが、はやり、右奥歯に虫歯はありません、というのが診断結果です。それでも痛みますよ、というと、何かストレスを抱えてませんか?夜はぐっすり眠れますか?というカウンセリングのような質問。痛いと思っていた右下の奥歯のかみ合わせる相手の右上の奥歯のかぶせ物の表面がつるつるしているのだそうです。つまり、相当強い力で奥歯を歯軋りするくらいかみ締めてそれが痛みにつながっているのではないかというのが歯医者さんの観察に基づいた診断でした。虫歯になっていないので直しようがない、痛みがひどくならないかしばらく様子をみてほしい、痛みがひどいようなら、眠る間、歯と歯のかみ合わせのところにクッションを挟んでみるという手もあるということで、しばらく放置してもらうことにしました。そういえば、血管の影響で、時々口がしびれたり舌がが痺れたりします。(参考記事:舌にしびれ、視野が欠ける。)考えてみると痺れがあるほうと痛みがあるほうが同じ側でした。そのせいなのかもしれません。これは、調べても直しようが無いらしいので、いまさら調べる気にもなりません。
体の不調があっても、放置しておくしかないというのは、なんだか急に年をとったみたいでちょっと嫌ですね。若い頃には少しの痛みでも何がしかの対処をしていたように思います。それでも、我慢できない痛みがあるわけではないので、許せますけどね。
とはいっても、10年も見せていないと自然に歯には汚れがつくらしく、歯の掃除と、それから、今回特に痛みも無かったのですが、右ではなく左側の奥歯にはちゃんと虫歯があるらしいので、汚れ鳥と虫歯の治療はやりましょうということになりました。
1週間後にまずは汚れ取りにいきましたが、ことのほか丁寧な治療でした。もう20年以上まえに、歯医者にいって、歯石を取ってもらったときには、痛くて我慢できませんでした。そのときは、機械でやるところをあまりに痛いので手でやってもらいました。今回は意外にも機械でなんとかやりとおせました。途中なんどか顔をしかめる場面はありましたが、一つ一つ丁寧に説明しながらやってもらうので、気がついたら終わっていたという感じです。

2013年8月18日日曜日

「りらく」もみほぐしでマッサージ

大動脈乖離は、おそらく血管が健康でなくなるとおこる病気だと思います。とすると、血管の若返りに効果があるというストレッチは病気の予防に有効かも知れません。体の筋肉を伸ばすストレッチです。もともと、幼い時期から体は固い方で、前屈でまともに手が足の指についた記憶がありません。学生時代は少なくとも体育の授業でストレッチをやりますが、社会人になると筋肉を無理に伸ばすという行為はほとんどやった記憶がありません。それだけ怠惰な生活が習慣になっていたのかも知れません。筋肉のストレッチは前屈以外は痛みはそれほどないし、難しい動作があるわけでもなし、ときどき思い出したようにやっています。前屈は、ひざの裏側が痛くなるので苦手ですが、上半身と伸ばした脚の角度が90度を少しきったくらいまではがんばって伸ばしています。筋肉をストレッチすることで筋肉の中を通っている血管にも効いて、血管そのものがストレッチにより柔軟性を取り戻してくれると聞いています。

もうひとつやろうと心がけているのが血管マッサージ。これも血管の若返りには相当有効と聞いています。血管のマッサージって言っても、血管を直接触ってマッサージするわけには行かないので、筋肉の上からマッサージすることになります。右腕を左手でつかんで雑巾を絞るように右腕を回転してみたり、脚の筋肉をつかんでは放してみたりといった具合です。難しいのは、体幹の中にある血管です。そうは簡単に血管にアプローチできません。なんとか脇の下をつかんでみたり、肩をつかんでみたりという程度になってしまいます。これで、血管に刺激を与えていると、血管そのものの柔軟性があがって血管が若返るらしいです。健康関連の雑誌に出ていました。
血管マッサージは入浴中にやるのが効果的です。どうせ、入浴中、特に湯船に使っている間はすることも無いので、体中の力を抜いてのんびりしていますが、せっかくなので、この時間を有効に使うには、血管マッサージをやるのがぴったりです。

ところで、この夏は帰省しなかったのですが、夏期休暇の間中、家の回りにいると暑いだけでなく、体もなまってきます。通勤は、やりたくもありませんが、それでも、週5日の通勤はそれなりに体を動かすことにはなっているようです。その通勤さえもない夏休みですが、最終日の日曜は、流石に体がこわばってきました。
そこで、血管マッサージも、体のマッサージも似たようなものと勝手に解釈して、近くの「りらく」にいってマッサージを受けてきました。
「りらく」は実は3度目です。最初にいったのは、3月頃。多摩南部地域病院の最初の主治医になっていただいたS先生が転勤される前にマッサージに言ってもよいか聞いたことがあります。回答は「大丈夫ですよ、交通事故のような衝撃は避けてくださいといいますけど、マッサージくらいなら平気です。」というものだったので、安心していきました。マッサージ師は、若い細身の女性。力はなさそうでしたが、疲れた体には十分な力でした。それから2度目はゴールデンウィーク明け。今度は男性のマッサージ師です。見るからに力がありそうでしたので、手術のことも話して弱めに触っていただきました。それでも十分痛かった。
そして今回は、また若い女性ですが、体格はすばらしい。体形ではなく、体格という表現がぴったりの女性で、見るからに力がありそうです。凝っていることろはどこですか、といわれたので、首と肩といいましたが、最初に首を触り始めたときから、体中に電気が走るよう。
少し手をゆるめて、どのくらいの力でやりましょうか、というので、今の程度で、というと、拍子抜けしたようで、このくらいで良いんですか?ハイ、そのくらいで十分です。
それからあとは念入りに左半身の首から肩、肩甲骨あたりまで、それから右半身の首から肩、肩甲骨。
徐々に下半身に降りていき、最後は足裏。見ませんでしたが、あんま棒でつついているような刺激です。体中に電気が通りまくります。これだけマッサージすれば、さぞかし血管も伸び縮みしたことと思います。この気持ちよさが、1時間も持たないのが残念ですけどね。

2013年8月6日火曜日

夏の盛りに通院

今日は通院日です。暑い盛りですが、血管の調子は夏の暑い時期が一番よい気がします。
もともと暑さで血管が開いているのでしょうね。血圧も安定しているし、夏の盛りは塩分控えめの食事があまり苦になりません。

気にしていた腎臓の数値もまあまあ。直前の検査と比べて若干ですが、数値が改善しています。
といっても一度ダメージを受けた腎臓は復活することはないそうです。ただ、悪くなるのをとめることは可能なので、できるだけ、今の腎臓の状態を維持することに注力しなさいということでした。とはいっても出来ることといえば、塩分制限と水分を大目に取って尿をしっかり排出すること。あとは、有酸素運動を適度に行って自然に血圧をさげることでしょうか。血管マッサージの本を買ってきましたが、なかなか長続きはしなさそうです。それでも、毎晩お風呂に入るときにはできるだけマッサージの真似事をやっています。
それから、ストレッチも試してみます。体はもともと硬いので血管も硬いだろうといわれるとそうかもしれないと思ってしまいます。ストレッチで血管を伸ばして柔軟にすることで循環器系の病気を予防できると聞くとなんとなくそんなものかと信じてしまいます。
もともとからだが硬いので、ストレッチは大の苦手。前屈も足を伸ばすと手の先が足の先には届きません。根気よくやっていればそのうちよいこともあるでしょう。

2013年7月14日日曜日

塩分ゼロの蕎麦

管理人は昔っから蕎麦が好きです。うどん、冷麦、素麵という小麦粉だけで作ったような麺類よりも蕎麦の素朴な味わいが好きです。焼きそばやラーメンは置いておくとして、日本風の麺類で何が好きかと問われれば、蕎麦と即答すると思います。
ところが、この蕎麦にも意外にも塩分が多い。スーパーにいって蕎麦の袋を裏返して一つ一つ確認してみると、蕎麦には意外にも塩分が多く含まれていて100gあたり、600mgから800mg程度のナトリウムが入っていると記載されていることが多いようです。
ナトリウム分の2.5倍が塩分なので、蕎麦100gは、塩分換算すると、1.5gから2g程度の塩分が含まれていることになります。蕎麦つゆ無しの麺だけの話です。
なんとか塩分の少ない蕎麦はないものかと、スーパーの棚に並んでいる蕎麦を手当たり次第に調べてみると、ありました。蕎麦十割というやつには塩分が含まれていません。また、蕎麦が八割とうたってある商品も、他の蕎麦と比べると塩分はかなり控えめに抑えられているようです。
麺つゆのことも考えると、麺はできるだけ塩分が入っていないに越したことはありません。というわけで、いわゆる十割そばを購入して食べていました。
ところが、調べればあるもので、娘たちが、ネットで塩分ゼロの蕎麦とうどんを注文してくれました。いずれも乾麵です。
十割そばの方が蕎麦の風味が強くておいしいかと思っていましたが、十割そばと比較しても、蕎麦の風味は引けを取らないだけでなく、麺のコシとツルツル感が塩分ゼロというハクバクの蕎麦の方が優れているようです。
塩分を控えめにする食べ方としては、食べる直前に麺をつゆにつけるつけ麺の形態がよいそうです。つゆの中に最初から入っていると麺がつゆを吸ってしまって、麺だけ食べているつもりでも、塩分も余分に取ってしまうことがあります、と、多摩南部地区病院の栄養指導の女性が言ってました。
高血圧で塩分制限でもバイキングを食べる方法なんてことを主張して無理にでも食の娯楽に走ることもありますが、病気が怖いのは間違いありません。バイキングに行くのは、あくまでも非日常です。日常生活では、徹底的に、塩分を控えることで、普段の食事は相当に気を使わざるを得ないのですが、塩分ゼロそばとうどんは、そんな中でもほっとする時間を提供してくれます。娘たちに感謝です。

2013年7月13日土曜日

妹が腎臓移植のドナーに

管理人も腎臓の調子は決して本調子ではなく、節制しなさいと常々言われていますが、腎臓では、義理の弟が若いころから数値に異常があっていつ透析を開始してもおかしくない状態でした。
妹と話をするとなんと、移植を決めたようです。そしてドナーは妹がなるということです。

先日、手術をしたのでお見舞いに行ってきました。前日は、両親が見舞いにいって、げっそりとした表情で、まだ麻酔がさめきっていないのか目の焦点も定まらない様子だったらしいのですが、管理人が行ったときには、立ちあがって用事をしており、相変わらずの元気ぶりでした。
ただ、痛いらしいです。

管理人も、大動脈解離の手術の後は、2か月以上痛くて苦しんだ記憶がありますが、まだ手術直後なので、痛みは筆舌に尽くしがたい、というレベルかと思っていましたが、そういう意味では予想外に元気でした。立ちあがって動いているし、痛そうでじっとしていられないのは仕方がないにしても、お見舞いに行っている間中、ほぼ一人で喋っていました。
元が元気なのかも知れませんね。
腎臓は一つあれば機能としては十分だそうです。それなのに2つあるということは、一つは予備ということでしょうか。今よりも、衛生環境が悪い時代でも、2つあれば生涯にわたって使えたということなのかも知れません。
もっとも、心臓や脳は一つなので、また、消化器もひとつづつなので、ふたつあったからと言って長生きにつながると単純には考えられません。そんなことを考えながらのお見舞いでした。

ご主人の方はまだ集中治療室で、こちらは寝ているのがやっと、口を開くのもつらそうです。ただ、クレアチニンの数値は、8とか10くらいあったのが、一晩で2以下にさがったそうです。優秀な腎臓だったようです。それにしてもやれやれです。お大事に。

2013年6月25日火曜日

近くの総合病院に転院

以前から話があった転院(参考記事:転院を勧められる)を再度進められて近くの南町田病院に転院しました。
4月の終わりのゴールデンウィークの飛び石の合間に新しい病院に行ってきました。
最初は、循環器内科の先生に診てもらったところ、心臓外科をやっている先生に診てもらおうということになり、同じ病院内で担当医師の変更をしていただきました。主治医の変更ということになるのでしょうかね。

一通り症状を説明すると、「よく生きてましたね」とまたもや慰めとも感嘆ともとれるコメントをいただきました。
大動脈解離はほうっておくと24時間で7割は死ぬそうです。それを適切なタイミングでうまく手術できるところにかかることができたのは運が良いとしか言いようがない、という話でした。
おまけに榊原病院は、心臓外科の分野では圧倒的に手術がうまいらしいです。救急病院で多摩南部地域病院に運ばれて、そこの先生が、榊原記念病院の先生と知り合いで、すぐに手配してくださったからこそ、幸運が重なって未だに生きていられるのだと思います。
心臓はしっかり止まっていたらしいし、人工心臓による身体機能の維持もほぼ満足のいくものだったらしいのですが、残念ながら腎臓だけはダメージが積み重なっているようです。(参考記事:腎臓に異変)数値は相変わらず腎臓一個分くらいの能力を示していますし、少しずつわるくなっている傾向があります。
それでもまだ人工透析という話にまでなっていないのはやはり運が良かったと思うのが正解の気がしています。
おかげで手術後も一年半になりますが、ほぼ前の通りに仕事に復帰しています。たまの通院は、気晴らしにもなって、悪くありません。
水分を十分とること、塩分は厳密に控えること、タンパク質は取りすぎないように、という注意を受けました。また、軽い運動はした方がよいらしい。
人間の体は腰の筋肉が鍛えられていないと歩くのもうまくいかないらしいです。
当面、体をゆっくりと動かすところから初めてそれでも筋肉の新陳代謝が激しいと腎臓への負担が大きくなるのでほどほどにというレベル、このレベルが難しい。
後は尿酸値を抑える薬を新たに処方していただきました。朝は合計4種類の薬づけになります。この病気をしている経緯からすればこのくらいの薬で済んでいるのは上出来ですよと慰められました。

2013年4月14日日曜日

高血圧で塩分制限でもバイキングを食べる方法

腎臓の数値まで悪くなって気が滅入っています。(参考記事:腎臓の機能障害腎臓に異変
末の娘が大学に進学したので、入学祝いにうかい亭に行こうと誘いましたが、新横浜プリンスホテルの2Fに入っているケッヘルというレストランのバイキングに行きたいそうです。

バイキングはハードルが高い。腎臓も気にしなければならないとすると、塩分だけでなく、タンパク質やカリウムまで対象になります。それでもカロリーは必要量とらないければならない。
バイキングでおなかいっぱいというのはかなり遠い世界の気がしますが、末娘だけでなく、上の二人もバイキングは好きなようです。かくいう管理人も、また家内も嫌いではない。家族そろって好きなのですから仕方がない。

といいながらも実は昨年も一度ゴールデンウィークに行ってました。
お寿司(マグロ、スズキ、イカ、海老、サーモン、卵)、うどん、カレー、ピラフ2種類とパスタ、パンが4種類、ピザトースト、サーモンの味噌チーズ焼きは最初は敬遠しましたが、2週目で一切れとってしまいました。
今日は仕方がないかと思いながら、ほぼ一通り味見したと思います。3時に帰るまでにたっぷりと時間を使って久しぶりに満腹という状態まで食べてしまいました。

ちなみに、朝食は、バイキングに備えて、塩分なしで娘が焼いてくれた自家製パン、昨日のよるも、味付けの薄いしゃぶしゃぶでした。もちろん、夕食は抜くつもりでバイキングに挑みましたが、2時間ほど経つとさすがに苦しくなってきました。
昨年から出始めた視野が欠けたり、舌がしびれたり、目がくらくらするという症状がでてきます。
あまり苦しそうな顔もできないので、できるだけ平静にふるまっていましたが、立っているのがやっとだったかも知れません。
食事代は、長女がごちそうしてくれました。何でも、期末ボーナスをもらったとかだそうです。

帰りは家内に運転を任せっきりでした。高血圧で塩分制限があってもバイキングを食べる方法と勇ましく書き始めましたが、要は、一日一食にすれば、少しくらいの塩分制限(管理人は6g以下です)とカリウム、タンパク質制限があっても、何とかおいしい食事ができる、という結論にするつもりでした。
ただ、お昼を抜いている生活をかれこれ一年近く続けていると、お昼に胃の中に食物がはいって消化するという機能が衰えています。そこにいきなりバイキングはやはり無理があるようです。
お昼を食べたあと、自宅に帰って、夜の9時頃までゆったりとして、やっと調子が戻った気がします。
結論としては、塩分制限がある人にバイキングはやはりお勧めできませんね。

2013年4月9日火曜日

腎臓の機能障害

8週間ぶりの通院日です。前回、転院を勧められたので、今日は、紹介状を書いていただくつもりで病院に車を走らせます。春が本格的に来て、日差しが日に日に強くなってきています。今日は絶好のドライブ日和といえるような好天です。
大動脈の手術を受けなければ、この道を通る機会もなかったよね、とそんな話を助手席の妻としながら車を走らせます。多摩センターは、クリスマスのイルミネーションを探しに来た時以外には通ったこともなく、確かに大動脈解離の手術をしなければこの道は家から通う路ではないと思います。
秋の紅葉から落葉に至る季節を毎日クルマを走らせたと家内から聞きました。銀杏並木なので、桜の季節には面白みに欠けますが、黄色く色づくころの季節感は圧巻でしょう。毎日よく通ってくれたものです。
病院についてすぐに受付を済ませて、最初は、血液検査に回ります。今年は初めてかもしれません。血液検査はすぐに終わって、それからの待ち時間が長い。たいてい1時間くらいは余分に待っている気がします。血液検査の結果がでるまでは、待つしかないのもありますが、それが終わったころからでも軽く1時間は待っている気がします。
今日は、13時の予約でしたが、やはり呼ばれたのは14時ごろ。まあ、それも今日が最後かなと思っていましたが、入るなりいろいろと心配なことを言われました。
腎臓の状態が前回よりもさらに悪くなっているようです。数値がだんだんと悪くなってきています。薬を減らしましょうというのが、最初の、S先生の決断でしたが、思ったほどは血圧が下がっていないようです。(腎臓に異変
病院で図ると、家で測るよりも血圧が20位低く出ます。今日は、朝自宅で図った時には110mmHg程度だったのが、病院では、90mmHg。90mmHgならもう少し血圧を上げてもよさそうですが、110mmHgではそれほど余裕はありません。朝の薬と夜の薬とを並べてどれかを減らすことで腎臓への負担を減らそうという方針らしいのですが、すぐに結論が出るほど簡単ではなさそうです。
カリウム量が少し多いとも言われました。カリウムは、腎臓で蘆花されなければ、血液中に残るのでその影響かもしれないそうです。そういえば、朝、バナナを食べたし、昨夜は、レーズンを食べました。いずれもカリウムの多い食品です。生野菜も果物も好きなので、カリウムが取りすぎになっている可能性はありそうです。
水分を多くとることと、1週間だけ、夜の薬を1種類控えてそれで血圧の動きを見ましょうということになりました。
結局、腎臓がしっかりしないと転院も進められないので、ということで、紹介状は、次回以降になりました。

2013年3月24日日曜日

転院を勧められる

昨年の4月に、最初の主治医になっていただいたS先生が千葉に転勤になった後に主治医を務めていただいたもう一人のS先生から、この病気は、このあたりまでくるとやることもないので、もう少し近くの病院に転院してはどうかと昨年の最後の通院時に勧められました。
確かに多摩南部地域病院は、家からだと車で1時間程度も時間がかかります。とはいっても、さすがにこの病気は怖いので、安心できる医師にかかりたいというのが本音のところです。
S先生も強くは言われませんでしたが、今年になって、初めて薬をもらいに行ったときには、再度、近くの病院で受診されて構いませんよと、転院を勧められました。薬を出すくらいしかすることはないし、他の病院にかかっているからと言って、いざという時にこちらでは見ないということは言いません、それに、いざという時は、大変なことが起こっているときですしね、ということで、近くの病院を探すことになりそうです。
とはいっても、近くで循環器で安心できるところといえば、町田市民病院が有名だけれど、さすがに市民病院は遠くて、多摩南部地域病院から転院してもメリットが少ない。それなら、南町田病院でしょうかね。ここの循環器のお医者さんとは、S先生もあったことがあるそうです。

もう一つ、腎臓が心配なのと、最近、急に足がだるくなる、それも、運動するときに乳酸が筋肉にたまって力が入らなくなる時のように、急激に足がだるくなることが、何回か起きています。階段をワンフロア分上がるとてきめんですが、降りるときにも起こるし、平坦な道を歩いているだけでも起こることがあります。血流がどこかで滞っているのかも知れません。左側は偽腔を通って血液が流れているといわれていましたが、その偽腔に異変があるのかも知れません。いずれにしても、ちょっと見てほしい、相談したいというときに、多摩南部地域センターはちょっと遠い。近くでかかりつけのお医者さんがいてもらえる方が安心なのは間違いないので、次回に多摩南部地域病院に行ったときには、勧めに従って、転院しようと思います。

2013年1月6日日曜日

腎臓に異変

食事制限を続けていますが、血液検査のたびに腎臓の機能が少し弱っているといわれます。昨年の12月に榊原記念病院に続いて、多摩南部地域病院にかかりました。主治医のS先生の推測では、ふたつある腎臓の一つがダメになっている可能性が高いそうです。
e-GFRの値が正常な人の半分程度なので、濾過機能も半分とすると、おそらく一つがダメになっていると考えるとうまく説明がつくのだそうです。
そうはいっても、腎臓移植などで、近親者から腎臓を一つ分けてもらうということがあるように、腎臓は一つあれば、生きていけるので、残りの腎臓を大切にしましょう、というお話でした。
まだ人工透析をするレベルではないが、大切にすることが大事といわれました。ところで腎臓を大事にするということは、具体的には何をすればよいのかを聞いてみると、高血圧と一緒で生活習慣を減塩食に変えるというのが一番大きいそうです。
腎臓の機能がさらに悪化すると、タンパク質も制限するらしいので聞いてみると、まだそこまで気にしなくてよいでしょう、という口調でした。それから、水分をたくさん取るということも重要のようです。

後で、過去の健康診断の数値も調べてみました。クレアチニンの値と尿素の値が載っています。クレアチニンは、過去3年分だけで、今年度分は調べていないようでした。尿素はすべての年で検査数値がありました。e-GFRは、計算値なので、ウェブで調べてみると、クレアチニンの値と、年齢性別を入れると計算してくれるサイトがいくらでも見つかります。

たんぱく尿との関連でより精密に調べる必要があるようですが、当面は、どの程度危険であるのかが、簡便的にわかります。
この数値をみても、大動脈解離の手術の前と後とでは、悪い方に半分になったり、倍になったりしているようです。腎臓の機能が半分と考えればちょうど納得がいくというのももっともな説明に聞こえます。
血圧は割と安定しているので、次の診断では、尿検査も行ってもらってより精密に診断していただく予定です。それにしても、血管だけでなく、腎臓までガタが来始めるとは、年をとるというのは厳しいものですね。