2012年12月3日月曜日

造影剤なしのCT検査

一年前の予約では、造影剤を使用したCT検査を行う予定でした。朝9時に病院について、血液検査をしたあとで、医師の診断を受けます。
その時に、造影剤の使用の有無を判断するのですが、血液検査の数値をみたところ、クレアチニンの数値が悪く、腎臓の心配をされていました。見ていただいた医師の方が電話で上司の方に相談したところ、今回は、まず、造影剤なしでCT検査をすることになりました。造影剤がないと、血管の中は見えませんが、血管の外壁は見えるので、大動脈の太さはわかります。CT検査ですから輪切りにした状態で、肩のあたりから腹部までの断層写真が取れます。その状態で、もしも、大動脈に異常が見られたら、そのときには、腎臓のリスクを考慮した上で、造影剤を使用しようということになりました。

ということで、造影剤による体のぽかぽかは本日は経験しませんでした。造影剤を入れると、体中が暖かく感じます。寒い時期なのでちょうどよいかもという気もしますが、腎臓には相当に負荷をかけるらしい。クレアチニンは、筋肉運動のエネルギーとして代謝される「クレアチン」の代謝後に残る 老廃物のことのようです。腎臓機能が正常ならば、尿になって排出されるが、腎臓機能が弱まっていると血液中の濃度が高くなるようです。
正常値1.04以下に対して、1.38、前回は、1.61まで上がっていました。
尿酸値も高いので、確かに不安ではあります。大事を取って今回は、造影剤なしの検査をという判断だったようです。
はたして、血管の方は、肥大化は見られず、解離の顕著な進行もなさそうということでした。それでも、大動脈って、3cm以上もあるのですね。これだけおおきな動脈が背骨の脇を通っているとは驚きです。今年の3月に、救急車で運ばれた時に、縦方向に断層をみたCT写真では、血管の中に細い線が片口から、腹部まで広い範囲に見えています。見事に解離しているということでしょう。横方向のCT写真では、血管内の7割ぐらいが、偽腔で本来の血管は3割程度しかないところもあります。これほどひろい偽腔では、なかなか手術で修復するのも難しそうです。手をつけたくなかったのでしょうね。ほうっておくと、場合によっては、偽腔壁が炎症を起こして厚みが増してくることもあるようです。
いずれにしても、今回はそれほど、悪い方向での異常は見られなかったのでやれやれです。
年に一回のペースで通常のCT検査による経過観察、そこで異常がみつかれば再度造影剤による検査という順序で見ていきましょうという診断をいただきました。ある意味で、異常が広がっていないのはやれやれです。腎臓が心配ですけどね。

2012年12月2日日曜日

一年を振り返って

大動脈解離で救急車に運ばれて緊急手術を行ってから、一年がたちました。救急車で搬送されているときには、何が何だかわからない状況で、それから、初めての手術、それも胸をあける開胸手術と入院、転院と自宅療養を経て、職場に復帰したのが今年の初めです。
手術をしていただいた榊原記念病院を退院するときに、1年後に経過を観察するために、CT検査を行いますと言われて、通院と検査の予約をしたときには、1年後なんて、想像もできませんでした。まだその先に転院した多摩南部地域病院での入院生活がありましたし、なによりも、このころは、まだ手術の開胸の跡が痛かった。ロキソニンを飲むことができる時間を指折り数えて待っていたのを覚えています。
職場に復帰して、相変わらず、お客様サイトの常駐ですが、この契約が切れると逆にいつ退職勧告を受けてもおかしくないというくらいに、世知辛い会社に勤めています。逆にお客様の方が気を使っていただいているくらいで、出社時間も無理を言わせていただいているし、いろいろと気にかけていただいています。何よりも、入院したときに、一番心配して声をかけていただいたのは、ご支援させていただいているお客様のS部長でした。感謝の念に堪えません。

さて、明日は、手術をおこなった今から一年前に、手術をしていただいた榊原記念病院でのCT検査です。実は自分で車を運転していったことは一度もない。朝は込むので1時間ではいかないかも知れません。多摩南部地域病院も退院してから初めて行ったときには懐かしい思いがしましたが、榊原はもっとでしょうね。とにかく一年生き延びることができました。感謝の念を持って、病院の門をくぐろうと思っています。

2012年10月13日土曜日

食事制限

急性のスタンフォードA型は、症状が起こったときには何が何だかわかりませんよね。胸から背中にかけてとっても痛かったのだけは覚えていますが、落ち着いてみたら、胸を切られた跡が残っていてベッドの上にいて、家族がのぞきこんでいた、というような感じだったと思います。
食事に関しては医師の指導と栄養士の指導が必ずしも一致していない気がしていました。管理人は、主治医の先生が、2度変わっています。手術直後は、ブログにも書きましたが手術の質では、日本でもおそらく片手に入る循環器専門の病院で、急性期をそこに入院していました。一つ問題があるとすると食事がまずくて味気ない。いつも半分くらい残していました。体力が弱っていたのかも知れません。
次に転院して、そこは、一番最初に救急車で運ばれた病院で、主治医の先生は、その時に急患で診ていただいた先生で、手術のために榊原記念病院に救急搬送される際に付き添っていただいた先生です。まさに最初の命の恩人と思っています。この方が結構くだけた先生で、コーヒーを飲みたい、バランス栄養食を食べてもよいか、ヨーグルトや蜜柑はどうでしょうというと、悉くOKを出していただきました。確か、コーヒーは一日一杯にしておけと言われていましたがそれ以外は特に止めもせず、気にもしない印象を受けました。もう一つよかったのは、こちらの病院は食事がおいしい。
ただし、栄養士の方は、かなり厳しく塩分とカロリーについて制限されていました。退院してからも2度ほど食事指導を受けましたが、そんなことできませんよ、と言いたくなるような内容が多かったと思います。
ちなみにそのたびに主治医の先生に最低限の許可だけ得て、いろいろと好きなように解釈できる余地を残しておいたように思います。
 
食事の数を減らしたのは全くのきまぐれです。夏の間は、血圧が安定して低いので、少し無理をするなら夏の間だと思っていました。朝、昼に、極限まで減らして夜にちゃんぽん、ラーメン、回転寿司、インドカレーという具合です。それでも、一日の絶対量として塩分6g以下に抑えるのだけはかなり厳密にやれていると思います。
今のところ、血圧は上が90から120位。測るタイミングによってずいぶん違います。ただ秋口になって、時々130とか140とかの血圧数値をみることが出てきました。そろそろ無理をしないでやっていこうと思っています。

2012年9月19日水曜日

昼食は基本的に食べない

昼食の工夫で昼食の量を工夫しようという趣旨のことを書いたが、一日一食の南雲医師に従えば、量を工夫するよりも食べない方がよいのは明らか。ということで、7月ごろから昼食に会社のカフェに行くことをやめて、いわゆるバランス栄養食を一袋程度食べて済ませている。
昔ながらのカロリーメイトだけでなく、ほとんど同じたぐいのバランスメイトや、SoyJoy、一本満足バー、おからだからとなかなか豊富にそろっている。
ところがこの一口が意外にも午後の睡魔に直結しているような気がする。というのも、この一口を食べないと平気なのだが、一口を食べた後の会議は猛烈な睡魔に襲われる。以前のように普通に食べていたとき以上に睡魔が来る気がする。
南雲医師によると食を減らすと食べると眠くなるのは節理らしい。いっそのこと昼を完全に抜いた方がよいのかもしれないが、どうにもおなかが持たない気もする。休みの日には食べないという選択肢もありそうですけどね。

2012年9月15日土曜日

夏の間は血圧が安定

気がつくと早9月になっていた。
前回投稿してからあっという間に4ヶ月経っている。
この病気はある意味で命にかかわるので、ブログの更新が途絶えると勘違いされるかも知れない。適当に忘れられない程度に更新していこうと思う。

さて、夏の間は血圧が安定していたって調子が良いように思う。そのせいもあって、少しは病気のことも忘れたくてあまり更新する気にならなかったのかも知れません。
以前は、収縮期血圧が130を軽く超えていたのが、最近では、OMRONの血圧計でも100を切りそうになることがある。もちろん、降圧剤は飲んでますけどね。

2012年5月15日火曜日

昼食の工夫

年が明けてからゴールデンウィーク前くらいまで、お昼には困っていた。社員食堂があるのだが、どれが塩分が少ないのかがわかりにくい。
カレーライスを頼んで3分の2程度食べるとか、スパゲッティのミートを大量に残して麺を中心に食べるとか、あとはうどんと蕎麦。うどんと蕎麦も麺だけたべてスープは飲まない。これで何グラムの塩分になるのかがはっきりしない。うどんよりも蕎麦の方が塩分がすくないことを栄養士の先生に言われて覚えたので、ある時からぴたりとうどんをやめて蕎麦にした。近くのスーパーで袋に入った蕎麦の塩分を調べてみると十割そばは一食分のナトリウム分がなんと1mgレベル。これが八割蕎麦になるといきなり300mgくらいに増える。さらに普通のつなぎがたっぷり入っている信州そばとか戸隠そばあたりだと、ナトリウムで1gを超える。うどんは少しはましかと思ってみるとうどんはいずれも1g以上。ものによっては2g越えのものまである。
確かに蕎麦の方が塩分が相対的に少ないのは間違いなさそう。ただし、十割蕎麦など使っているはずもなく、スープにつけた状態なら、2g程度の塩分は覚悟した方がよさそう。

それなら、普通のおかずだって、食べる量を工夫すればさほど違わない塩分量にできるはず。ということで、最近は、定食のレーンにならんで、オカズ一皿とご飯を取って、適当に残してお昼を終えている。
この適当に残すのが意外に難しいが、食べる前からここまでと決めておけばそれほど悩まないで済む。もともと社員食堂の定食は、量が多めなので、少し残すくらいでもお腹は結構いっぱいになる。
一日一食にすると長生きできるという本があったので、それを買って読んで早速取り入れようと思っていたが、なかなか昼食を抜く気にはなれない。当面、少しずつ食べる量を減らしていくくらいのことはやってみようと思う。

2012年5月5日土曜日

高血圧の薬に一週間分の薬入れ

書き損ねていたが、退院してすぐに一週間分の薬を入れられるケースを購入した。月曜から日曜まで7つの入れ場所がビニール壁で分かれていて、それぞれに蓋がついているもの。これがとっても役に立つ。頭の調子はまだおかしくなっていないと思うが、そもそも年を取ってきて今やったことを忘れている。アルツハイマーがいつ出てもおかしくない。都合の悪いことの物忘れには妙な自信が出始めたころでもある。
降圧剤は、毎日のことなので、今日飲んだかどうかという意識があまりない。覚えていないことの方が多いが、ケースを使っていると、今日の分の薬がなくなっていれば確実に飲んだということがわかるので便利ではある。
一週間以内に次のセットをしなければならないのがちょっとだけ億劫。なんせ、これから残る人生の間中、薬のお世話になることになっている。
4月から先生が代って、夜の薬を一つ減らしていただいた。今は朝3錠と夜2錠。夜の2錠は朝と共通で、朝だけ1錠おまけがつく。

この薬ケース、朝夕の2個セットでなんと100円ショップでみつけた。つまり税込105円。これなら壊れても腹は立たない。小さいので、外食時にも持ち運べる。今日は、次女の提案で、以前住んでいた近くのビッグボーイ大和深見店にハンバーグを食べに出かけた。薬も持って行ったので、その後で、近くのオークシティに立ち寄ってもゆっくりできる。

2012年4月24日火曜日

舌にしびれ、視野が欠ける

S先生が4月に転勤されたので、今月から新しい先生に代わる。S先生のお勧めの先生をこっそり教えてもらった。
今日は初めてS先生に診察していただく。

先月の診察で薬を一つ増やしたが、この薬がかなり眩暈を呼ぶくすりだった。夜飲んでいるにも関わらず、日中にもめまいが来ることがある。おまけに時々舌にしびれがくる。舌だけでなく唇にもしびれが来ることがある。心配なので調べてみると、脳梗塞、脳卒中の危険シグナルとある。
立ちくらみでくらくらするだけでなく、時々視野が欠けることもある。どちらかの目の上半分が暗くなって見えなくなる。そういうときは頭もくらくらしている。
新しいS先生に話すと、めまいは、薬のせいかも知れないといわれる。先月から増やした薬を一つ減らしてみましょうということになった。薬を減らしてみましょうということなので、ほかの数値から見た経過は順調ということらしい。お医者さんに大丈夫ですよといわれるとそれだけで元気が出てくるものではある。
ただ、心配だったので、舌のしびれ、口のしびれを話すと、それは、心臓とは直接関係ないかもしれない。脳卒中や脳梗塞の兆候である可能性はあるが、わかったからといってできることは、生活習慣を改善するということで、基本的に、血圧をさげていくという今の治療方針と同じらしい。血液を固まらないようにするという薬を処方することはできなくはないが、今の心臓の状態から見るとできれば処方したくない薬らしい。
脳梗塞や脳卒中で倒れる危険があるというのは怖くなるが、すぐにそちらの心配をしてみても打つ手がないというのが実態らしい。
気持ち悪いが舌のしびれや唇のしびれとも付き合っていく必要がありそう。
ただ、めまいの原因と思われる薬は一つ減らすことができたので、立ちくらみの症状は緩和されるかもしれない。
根本的に生活習慣を見直して改善していくことしか道はなさそう。
良い兆候としては、薬を減らしてもらっただけでなく、血液検査の異常値もよくなってきているらしく、次の通院時には血液検査は不要といわれた。おまけに次回は6週間後で、今までで一番間隔が広い。
基本的な生活習慣の改善を試みることが長生きの一番の道という当たり前の結論になりそうである。

2012年4月18日水曜日

誕生日に娘から塩分チェッカー

今週誕生日を迎えたが、私宛に荷物が届いている。見ると注文主欄は娘の名前。誕生日のプレゼントに何か送ってくれたらしい。
娘が帰宅してから開けてみると、なんと塩分チェッカー。測れるのは液体だけらしいが、それにしても便利なものがある。液体に先端を浸して、測定ボタンを押すと瞬時に%表示されてでてくる。おそらく抵抗値をはかっているのであろう。減塩味噌を使った蜆の味噌汁は0.1%と出た。計算すると0.12%くらいらしいからなかなか正確に測れている。
普段持ち歩くのはちょっと抵抗があるが、ラーメン屋さんに行くときには必需品の気がする。
プレゼントはもう一つあった。こちらは、由紀さおりとピンクマルティーニのCD。前から、GEOに行くたびに探していたのを娘たちが覚えていてくれたらしい。気になっていたCDなので今度の休みに聞こうと思う。
この年になっても、思いがけずプレゼントをもらうとうれしいものだ。

2012年3月13日火曜日

多摩南部地域病院のS先生

救急車を呼んで、榊原記念病院に緊急搬送されたが、CT検査までやって、ひとまず異常なしという診断をいただいた(再度、背中痛で救急車)。やれやれであるが、今週末には、多摩南部地域病院でCT検査の予約が入っている。腎臓に負担がかかるということからできるならそう頻繁に受けたい検査ではない。
榊原記念病院で見ていただいた時に先生にその旨話をすると、今回おこなったCT検査の画像を多摩南部地域病院に郵送していただけることになった。それを見た上で、さらにCT検査が必要かどうかは、多摩南部地域病院の主治医の先生の判断によるとのこと。
ごもっともである。他の病院の主治医の考えを尊重するというのは医学界では当然のことらしい。

榊原から帰って、そろそろ郵送が届いているかもという、翌々日の火曜になって多摩南部地域病院に連絡をいれてみた。
これがまた、これだけの大病院となると、一患者から電話をいれるのはなかなか気が引ける。
代表番号にかけても、どうせ受付のクラークしかでてこないので、すぐに循環器内科に回してもらう。
そこで、できるだけわかりやすく要点を伝えようと、まず、患者であることを伝えて、CT検査の話を一通り話してみたが、はやり早まった。最初の電話口の相手は、循環器内科のクラークの人だった。一通り話し終わったあとで、「それでは看護師に代わります」と言われてしまった。
再度、同じ話を繰り替えして、意志が疎通したというところで、主治医のS先生の意見を聞いてみるということになった。はじめから想定通りではある。
電話口の看護師の方が、S先生に確認してくださるということで、午後になってまたかけなおすことになった。

かけなおしてみると、「榊原記念病院は循環器では有名なところらしいので」と看護師さんの言葉。
看護師さん仲間では必ずしも有名ではないということかしら。管理人の周りの人の評判では、素人に聞いても榊原記念病院は、心臓外科では国内有数の病院という評判だけど・・・。別の病院に勤めている看護師にとっては、病院の評判というのはそれほど気にならないものなのかも知れない。もちろん、今日たまたま話したその看護師が特別なのかもしれないけれど。「S先生の見解では、あそこの先生が見られたなら、上から下までしっかり見ているに違いないので、まず、土曜日のCTはキャンセルしましょう。」とほぼ即答だったらしい。
とにかく、今週はキャンセルして、今月末の通院のときに様子をみていただくことになった。
S先生は昨年の11月に、最初に大動脈解離で救急搬送されて以来、ずっと主治医となってくださっている。物分かりのいい先生で、術後のコーヒー、ヨーグルトなどの嗜好品やおやつの類も許可いただいた。ひょうひょうとしているが、大事な勘所だけは外さないようにと常に気を配っていただいているという、そんな印象を受ける先生なので、話しているとこちらが元気が出てくる。なかなか貴重な先生と思う。
残念ながら、今年の4月には転勤らしい。(1ヶ月ぶりの通院

2012年3月11日日曜日

再度、背中痛で救急車

夜、背中が痛くなる症状が何日か続いた。
しばらくすると10分くらいで収まることが多かった。
今朝は、5時半ごろから痛みで目が覚めたが、その後15分してもおさまりそうな気配がない。
背中と言っても、大動脈解離の緊急手術につながった肩甲骨あたりの痛みではなく、もっと下の腰のあたり、ちょうど腎臓があるあたりがきりきりと痛む。
15分で、おさまりがつかなくて、こらえきれずに、救急車を呼んだ。救急車の到着まで15分くらい。成瀬やつくし野の近くの救急車が出払っていて、少し遠い南町田地区から来てくれたらしい。
大動脈解離の緊急手術を行ったときと違って、今回は、意識もはっきりとしているし話もできる。
通院している多摩南部地域病院は、今日の当直は心臓の専門ではないらしく、榊原記念病院に搬送されることになった。久しぶりである。
朝なので道路はすいている。長女が救急車に同乗して、家内と下の娘たちは別途クルマで追いかけてきてくれた。
到着するまでの間、痛みが強くなったり弱くなったりする。
救急士の方には、ベルトを弱めてくれたり横になってはどうかと言ってくれたり、いろいろと気を使っていただいた。意識がある分だけかえって気不味い。

到着するころには、痛みはかなり収まっていた。
つくとすぐに血液検査と腹部のエコー検査と尿検査をおこなって、造影剤を入れたCT検査も実施することになった。来週の土曜には、多摩南部地域病院でCT検査をする予定だが、今日は緊急の検査なのでかぶるかも知れないが、とにかくやりましょうということになった。

検査を終えて1時間くらいは、やることもない。痛みで早朝から目が覚めていたので、少しうとうとしたように思う。
救急士の人が検査が出終わるまで待機していただいた。榊原記念病院は心臓専門の救急病院なので、心臓を中心に診察を行うが、別の病気の場合にはすぐに他の病院に転院してもらう、という条件で、救急患者の受け入れを行っていたらしい。転院のために、救急車は、検査と処置が終わるまで待機してくださったらしい。

尿検査まで終わったが、結論としては何もでなかった。
痛みの出た部位はちょうど腎臓あたりなので、腎結石あたりがうたがわしいということらしい。
大動脈解離の影響はなさそうということ。それを聞いただけでもやれやれである。
手術の後の影響もほとんどなくなっていると聞いた。
腎臓の機能も落ちてはいるが、すぐに処置が必要なほどのレベルではないらしい。

結論としては、腎結石の可能性があるが、よくわからない。少なくとも命にかかわる病気はなさそうなので、自宅で様子を見てください、ということになった。自宅で様子をみていて痛ければ痛み止めを飲むしかないというのが実情らしい。榊原の先生がそういうのなら仕方がない。少なくとも心臓がすぐに悲鳴をあげることはなさそうなので、そのまま帰ることになった。

2012年2月29日水曜日

1ヶ月ぶりの通院

1か月ぶりの通院の日だが、今日は朝から雪。関東地方では今年初めてのまとまった雪になった。
朝起きてみると庭は真っ白。歩いて行くのも危なっかしい。
クルマも早速、近くの坂道で立ち往生している。
四駆に乗っていた時には、少しくらいの雪は平気だったが、二駆に乗り換えてからは、ちょっとの雪も怖い。もっとも、四駆も二駆も止まる時は四輪制動なので、スタッドレスか、チェーンをつけていない限り、止まらないものは止まらない。
いずれにしても今日はクルマでは行けそうにないので、公共の交通機関を使うことにする。
電車とバスを乗り継いでいく。
すずかけ台までの道もなかなか危なっかしい。少しでも雪の積もり方の少ないクルマの轍の跡を通って行く。

電車で行く間も、雪は降り続いている。
多摩センターからは、バスで移動。多摩南部地域病院に着くまで結局、ずっと降り続いていた。
最初に、血液検査。50分くらいで結果がでるらしく、診察に間に合うように採血する。
その後は、血圧を測定して待つだけ。

はやりまだ少し血圧が高いらしい。1か月前に、薬の量を少し増やしたが、今度は、朝だけ飲んでいた薬を夜も飲むことになった。
痛み止めがもはや不要になったので、薬の量は変わらない。
3月には、もう一度、造影剤をつかったCT検査をすることになった。

S先生が転勤になる模様。
移動の内定が来た様子。
今度は救急病院で、救急医療ばかりが専門になる様子。心臓病で死亡される人も多いので、救急外来でも花形なのかも知れない。


2012年2月4日土曜日

医療保険

医療保険の申請を遅ればせながら行った。
加入しているのは、アクサ生命の医療保険。
保険金支払い請求の窓口に連絡すると、保険金支払い請求キットを送ってくれる。
手術給付金と入院給付金は、まず問題ないところ。手術は10000円をベースにして、最高50倍、つまり50万円まで、手術の種類によって保険金の支払いが行われる。開胸手術は最高の50倍。
入院給付金もほとんど機械的に、入院日数によって決まる。
今回は、ふたつの病院を掛け持ちで転院したので、両方の病院で、診断書の記載をお願いする必要がある。ただ、入院の日数は、変えようがない。
さらに、不幸中の幸いだが、成人病にかかった場合、入院給付金が倍額になるという特約に加入していた。高血圧はまさに成人病に該当する。
大動脈解離は高血圧が原因で発症することが多いらしい。また、手術後も血圧を下げることを第一の目的で薬を服用している。血圧を下げる以外には、痛み止め以外は服用していないといっても過言ではない。

というわけで、成人病も含めて認定されて、保険金は満額の96万円が出た。
と、これで喜んではいけない。なぜかというと、この特約付きの医療保険にかれこれ20年以上加入している。毎月の保険料は6千円程度。年額にして7万円強。それを20年間としても140万円の保険料を支払っていることになる。それに対して、今回の入院でもらった保険金は、100万円弱。まだまだ払い込んだ保険料の方が高いのである。
医療保険は、貯蓄と天秤にかけよとはよく言ったものである。同じ期間、貯蓄していれば、元本だけで140万円たまっていたはずである。
もっとも、医療保険に加入してから20年以上たって発病したから、保険金の方が保険料よりもやすかったが、10年以下なら確実に保険金の方が高い。
まさかの時の備えとして保険はやはり必要だと思う。

2012年1月28日土曜日

少し無理をして念願のインドカレーを

朝からパンと肉まんくらいしか食べていない。
長女は昨夜から友人宅に遊びに行って夕飯不要らしい。末娘も歯医者の後で、塾通い。スンドウブのお店に行きたいので、夕飯不要。
夫婦と、次女のみなのでどこかに食べに行きたいとのこと。

カレーを食べに行こうということになった。最初の候補はダルバール。ただ、せっかくなので、以前行ったことのあるADARにしようか。ADARもだいぶ変わったというネット上での噂があるので、言ってみることに。ところでカレーなんて食べてよいのかしら。今日はあまり塩分食べていないので忘れよう。(参考記事:塩分制限

家内の運転で、早めに出かけて行った。
駐車場はなかったので、コインパーキングに。店に行って駐車場を聞いても、近くのサミット駐車場を使うのが一番安上がり。1時間まで無料だから、という答だったのでそのまま止めることにした。

お店の名前が違っている。女主人さんの顔は覚えていないけどこんなにきれいな人だっけ。
結局、カレー三品。サラダと飲み物、ナンとライスに、チーズナンの追加。というメニューを三人で平らげた。
間違いなく塩分はオーバーしている気がする。
ただし、なかなかの味だったのでよしとしよう。

中央林間のネパール料理 E Masala
高血圧には、カレーにレーズン、ヨーグルトにプルーン

2012年1月27日金曜日

ジェネリックを先行医薬品ロキソニンに変えてみた

ジェネリックが効きが悪い気がしたので、先生に相談してみると、そういうこともありますよ、という回答だった。(参考記事:ジェネリック医薬品は効きが違う?
そこで今回はジェネリックではなく先行医薬品に戻してもらった。薬は何かというとロキソニン。前回には、ケンタンというジェネリック品だとどうも効きが悪い気がしていたので、先行品であるロキソニンに戻してもらった。
夜早速飲んでみた。
お客さんのところに行ったときにはさすがに疲れるのか、翌日は遅くまで寝込んでしまうことが多い。
それとは別に、痛み止めを飲まないで寝ると何度も目が覚めることが多い。痛み止めを飲んでから寝ると朝まで寝れる気がする。
そこで、ケンタンからロキソニンに変えた効果を見たくて、試してみた。

最初の試行は見事に外れたとしか言いようがない。
お客さんのところに行ったその日に、ロキソニンを飲んで寝たのに、夜中に何度も目が覚めてしまった。これをどう評価するか。ロキソニンの効きが悪くなったのか、体がケンタンになれてしまったのか、いずれにしても期待していた翌朝までぐっすり眠れるという状況は作れなかった。
もうしばらく様子を見て、何が違うのかを試してみる必要がありそう。

2012年1月25日水曜日

仮面高血圧

1月も終わりになって今年初の通院。
家内の運転で車で移動。一昨日降った雪も内の周りはほぼ溶けていて車の移動に心配は無さそう。
我が家の車は、1昨年に買い換えたので、4WDで無くなった。
4WD のときには少しくらいの雪は平気で、というよりも、4WDの威力を確かめたくて、少し雪が降るとわざと外出していたくらいだけど、さすがに、通常のリア駆動でノーマルの車では雪の日は怖くなった。

多摩センターの近くに来ると日陰にはまだ相当雪が残っている。
早めに行って受付を済ませるとすぐに血液採取。
血圧を測るように言われたので計ってみると上が100行かない。
3度計ったが変わらないので、別の血圧計を探す。

すこし早く来すぎたようで、診察まで1時間。そうはいっても他所を見ているほどの時間はないので、家内と病院の敷地内をぶらぶらと。

喫煙所の出入り口から裏手に回ってみた。ここもまだ雪が相当に残っていて歩くのが怖いくらい。
ぐるっと回って病院の西側まで来ると、救急入口があった。
「ここは覚えてるよ。榊原から転院するときにここに降ろされて、この中で待っていた。」
そんな話をしながら建物の周りをまわった。
表まで来るとバス停があった。
長女が見舞いに来てくれたときにはたいてい会社帰りで夜だったが、救急入口からでて、このバス停から乗って帰っていたに違いない。
夜一人でよく毎日来てくれたと思う。

院内の待合に戻って日向ぼっこをしていたら少し眠ってしまった。
診察予約時間の10分くらい前に、循環器外科の診察室前に移動。
血圧計で再度測定してみたがやはり100そこそこ。

先生に言うと仮面高血圧なのだそうだ。
だとすると、以前から血圧はやや高いと思っていて、健康診断などで図ると140位だったが、降圧剤を飲んでいて150近くあるということは、以前は160とか170とかあったのかも知れない。
自宅で図った血圧を信用しなさいということ。
いずれにしても、少し血圧は高すぎるようで、降圧剤の種類を少し強めのものに変えてもらって様子をみることになった。

食事の指導も受けたが、こちらは、あまりあてにならないので適当に聞き流しておいた。

2012年1月18日水曜日

高血圧には、カレーにレーズン、ヨーグルトにプルーン

塩分制限があるが、基本はナトリウム。ナトリウムを2.5倍すればほぼ食塩相当量になる。
頼りになるのがカリウム。カリウムは、ナトリウムを排出する効果があるらしい。

インドカレーが好きでよく食べにいっていた。
なくなってしまったようだが、中央林間のアダル。
ここ数年は、中央林間駅そばの、ダルバール。ダルバールは町田にも支店があるが、我が家はもっぱら中央林間支店ひいき。ランチタイムに家族で行って、5種類のカレーと、ナンを腹いっぱい食べて帰るのが数か月に一度の楽しみだった。
インドカレーはさすがに塩分量が不明でまだ行っていない。

それでもカレーくらいは食べたい。
カレーのルーを少なめにして、余分な塩分は入れない調理で何とか食べられる。
最近発見したのは、カレーにレーズンを入れるとすこぶる相性がよいこと。
もともとレーズンは、カリウムが豊富で、逆にナトリウムはほとんど含まれていない。
それをカレーと一緒に食べれば、塩分排出にも有効で、塩分制限されている人には好さそう。

ついでに、食後に、ヨーグルトにプルーンを混ぜて食べるとこちらもカリウム、カルシウムが豊富で、ナトリウム量は控えめなので、さらに好さそう。
カレーには、甘酸っぱい付け合わせや飲み物が合う。
レーズンやヨーグルトはまさにぴったり。
血圧が高くて食塩制限されている人は試す価値はあると思う。

塩分制限

大動脈解離は、高血圧と密接な関係があり、血圧を下げることが重要らしい。
というわけで食事制限は、塩分制限を中心に行われる。
入院中も、一日当たりの塩分を6g以下に抑えた病院食だった。
これがなかなかまずい。

ただ、食物を見るとナトリウム量を確認するのが習慣になった。
ナトリウムの2.54倍が食塩相当量というのも覚えた。

食塩を抜いた食事はまったく味気ない。これが、あと何日か我慢すればよい、というなら我慢のやりがいもあるが、一生涯続くと考えると、すっかりやる気がうせてしまう。
それにしても、また、あの大動脈解離と手術をやるかと思うとそれはそれでもちろんいやだけど。
さてさて困った。どうやって、付き合っていこうか、というイメージではある。

2012年1月1日日曜日

正月を迎える

無事に正月を迎えることができた。
とはいってもとても今年の正月は、お節料理を作る余裕はなく、お雑煮を作ったくらい。
備後地方特有の、丸餅に醤油ベース、出世魚のブリを焼いたものをのせる。ミズナが青物。練り物は今年は遠慮しておく。
元旦だけは家族そろって雑煮を食べることができた。
長女が仕事が忙しく、2日目から出社が決まっている。せめて元旦くらいはゆっくりすればよいのに、追い立てられるように、近くのモールに福袋を買いに並んでいた。それでも、ほしいバッグが手に入ったようで、忙しい中で、並んだ甲斐はあったらしい。
コーヒーと、紅茶も例年通り福袋で少し買いだめ。コーヒーはすぐに消費するが、紅茶はそれほど飲まないので、もう数年分たまっている。
いずれにしても、何とか今年も正月になりました。