2013年9月28日土曜日

血管マッサージを試してみる

このところ血圧は安定しています。朝起きたばかりだと140を超えていることもありますが、ほんの数分もすると、120台、110台にまで下がります。もちろん、薬を継続的に飲んでいるのが聞いているのだと思います。同時に、塩分制限も一日単位ではかなり厳密にやれているように思います。

もともと、高血圧気味だったと入っても、せいぜい140から150mmHg程度でした。世の中の高血圧の人は、180mmHgとか、200mmHgとかいう方がいらっしゃいますが、それと比べればたいした高血圧とは思えません。血圧だけではない要素が加わって大動脈乖離が起こっているとしか考えられません。
高血圧という現象は、同じでも、大動脈乖離の症状を起こす人と、そうでない人がいるのは確かなようです。高血圧が関与しているというのは常識のようなので、ひとつの因子であるのは間違いありません。だからこそ、大動脈乖離の手術をした後は、塩分を控えて、降圧剤を常用し、血圧を低く保つための治療を行います。積極的な治療としては、それだけのようです。どのお医者さんに聞いても、血圧以外の話を伺ったことがありません。
高血圧を抑える以外に積極的な治療というのが無いのかも知れません。ただ、患者の側からすると、なんとも不安定な状態です。血圧を低く抑えるのは、予防的には一番確実で、長期的に行っても、薬による副作用も少なく、また、他の健康状態にも悪影響は考えにくい、どちらかというと積極的に血圧を低めに保ったほうが、健康にもよいと言われていますから、やりやすい予防法であるのは議論の余地はないと思います。ただ患者として、積極的に治療を行い、あるいは、積極的な予防を考えるならば、高血圧以外の因子が何であるかが重要と思います。

考えてみると、血管の壁が乖離するというのは、もともと血管が弱くなっていたのだろうという想像はつきます。動脈瘤や、心臓に異常が波及するような、固くてもろい血管ではなく、柔軟で強靭な血管に作り変えることができれば、かなり安心になるのではないかと思います。
一部の動脈は、人工血管に置換されているため、その部分は、いまさら鍛えようがありませんが、まだまだ自分本来の血管が残っているところは、生体の血管ですから鍛えようがあるに違いありません。
そういうことで調べているうちに行き当たったのが、血管マッサージです。いかにもという名前ですよね。血管をマッサージしているうちに、血管そのものが若返り、柔軟で強靭な血管が作られていくようです。これは試してみる価値がありそうです。

2013年9月16日月曜日

尿酸がたまったような筋肉の痛みのわけ

尿酸がたまったような筋肉の痛みが階段を上がったときなどに顕著に現れるのは、循環器系に手を入れたために調子が悪いのだろう、というくらいに思っていましたが、具体的なメカニズムはわかっていませんでした。
ところが、知り合いに、といっても、お客様なのですが、お客様の一人が、かって、テルモに勤めていて、循環器系の仕事をされていたということを発見しました。
なんと、人工血管をウサギの血管に縫い付けて実験するということをされていたそうです。まさに、その血管が今、管理人の体内で血を運んでくれています。ありがたいことです。

さて、血管では、本当に助かったが、まだ、階段を上がると、足が急に疲れて引きつるような痛みがあるということを話すと、人体の大動脈というのは、心臓と同期してある程度、延びたり縮んだりできる性質を持っていて、心臓が縮むときには、大動脈も一緒に縮んで、血液を心臓と一緒になって末端に押し出す働きをしているそうです。特に運動前後のように、末端に血液が必要なときには、大動脈による血液の流れも決してむしできない程度にあるらしいのです。ところが、今の人工血管はよく出来ていて、柔軟性や耐性は十分にあるけれども、心臓に同期して伸び縮みする能力は流石に持っていない。考えてみれば当然ですね。
だから、階段などをあがって、急激に脚の筋肉が血液を必要としても、そこに必要な血液を心臓だけのちからで供給するには、力不足なので、結果として血流が不足して、筋肉中に尿酸がたまったような痛みが出てくるということらしいのです。言われてみれば、とっても論理的な説明で、思わず納得してしまいました。
また、大動脈を手術したひとは、大体3年くらいすると、絶好調になって、元の状態に近いレベルになるそうなので、まだ、2年では、本調子では無くても仕方が無いということも教えていただきました。
どのお医者さんも詳しくは説明して下さらなかった話を、思いがけず、元循環器に携わっていた技術者の方から聞けるという幸運に恵まれました。
まだまだ、調子が上向いていくということを聞いただけでも感謝です。

2013年9月8日日曜日

肥満による高血圧

塩分制限をしているのに、昼食を抜くことで、塩分量とカロリーを調整しているつもりでしたが、朝は、無塩食パンにジャムで、塩分としては、コーヒーと一緒に飲むせいぜい、0.1g 程度。お昼もバランス栄養食を少しかじるくらいなので、0.5gも無いくらい。だから、一日の塩分量を6gに制限、といっても、夕飯のために5gくらい残しているつもりでした。
結果として、5g程度の塩分があると、普通の食事とそれほど変わりません。減塩と書いてある、醤油や味噌、ポン酢、出汁などをつかっていますが、量はそれほど気にしないで食べていました。
(参考記事:ふとってしまいました。

その結果ですが、4kg体重が増えています。
気になって調べるとやはり、肥満の人には高血圧が多いそうです。原因として考えられるのは、
①循環血液が増え、心臓から血液を送り出す際に大きな圧力が必要となる。過食によって食塩の摂取量も増える。
交感神経機能が亢進すると、血管が収縮し、血圧が上がる。
インスリンに対して抵抗性が高まり、糖代謝が正常に行われなくなり、血圧を上昇させる。
いずれも当てはまりそうで怖いです。同時に、循環器の病気をしている身からはどれも危険信号ですね。
道理で、最近、立ちくらみやめまい、尿酸がたまったときのような痛みが頻繁に来るようになった気がしていました。(参考記事:尿酸がたまったような筋肉の痛み舌にしびれ、視野が欠ける
まったく危ない状況です。この流れを止めるにはやせるしかありませんが、運動はそもそも、筋肉の痛みがついてくるのでそれほど出来ません。するとカロリー制限しかなさそうです。
朝食のカロリー、昼食のカロリー、そして最大の夕飯のカロリー、さらに間食も含めて、少しずつ気をつけていくことにします。

尿酸がたまったような筋肉の痛み

歯の痛みと合わせて筋肉の痛みを書いておこうと思っていましたが、書き始めると歯に夢中で筋肉までたどり着かないで終わってしまいました。(歯の痛みと筋肉の痛み
今日は筋肉の痛みを報告しておきます。歯と違って筋肉の痛みは何度も来ています。もしかすると2度目に榊原に運ばれたときの痛みはこれだったかも知れません。(再度、背中痛で救急車)腰の上辺りがひどく痛みます。急に懸垂をやったり、腹筋をしたりして、腕の筋肉や腰の筋肉に尿酸がたまったときのような、筋肉がかあっとこわばるような痛みです。まったく我慢できないというほどでもないし、しっかりと意識はあるのだけれど、とにかく痛みがきつい。実は同じような痛みは、脚や肩にもくることがあります。そうなんどもくるわけではなくて、数ヶ月に一度来るか、来ないかという頻度です。年に数回と言い換えてもよいかも知れません。だから普段は忘れていて、というよりも、意識から消えてしまっていますが、痛みがくるときには、すべて思い出します。
脚の筋肉の場合は、階段を1フロア分上がるとほぼ確実に来ます。ただ、この場合の痛みは、5分もすれば、落ち着いてきます。肩にくる痛みは、もっと長く続きます。10分とか、長いときには数十分。そして腰が一番長い。今日は、腰は20分近くたっても落ち着かない。明日、お客様に提出する報告書がまだ出来ていないから、余計に嫌なだけかも知れません。
家内が、腰をさすったり、もんだり、マッサージ器を当ててくれたりしますが、少し楽にはなるけれど、痛みが引いていくというわけではありません。やめるとまた同じ痛みがくる。さて、困った。ためしに机に座ってみましたが、痛みが烈しくて、パソコンにも迎えない。文章を書いたり、パワーポイントのチャートを作ったりするのは無理そうです。
まだ家内はおきているというので、甘えさせてもらって、10分ほど寝させてもらうことにします。
果たして次に起きたのは15分か20分ほど経っていましたが、起きてみると少し楽になっています。もう時間切れなので、覚悟を決めて、机に座ると、今度は、なんとか座っていられます。まだ痛みが残ってはいますが、覚悟を決めると、少しずつ痛みも薄らいでいくようです。30分ほど、チャートににらめっこしているうちに痛みが引いていました。
仕事がやりたくなかっただけかも知れません。ただ、大動脈乖離の人工血管置換術の手術の後で、尿酸がたまったような痛みがくるというのは、何人かの方も経験されているので、置換によってなにか、循環器に影響があるのかも知れませんね。
南町田病院の先生は、それは、榊原病院と相談してくれと言われます。原因がはっきりとわかっているわけではなさそうです。おそらくこのまま、この症状と付き合って生きていくのか、あるいは、循環器を鍛える方法があって、マッサージとかストレッチとかで、症状が改善していくのかも知れません。ただ、この程度の痛みのために、また手術してほしいとは思いませんけどね。



2013年9月1日日曜日

減塩しててもふとってしまいました。

大動脈乖離の手術をした直後から塩分制限を指示されていて、最初は味気ない食事にうんざりしていました。それでも、もう一度手術をすることを考えると、最初のうちは味気ない塩分制限も怖くて従わざるをえないという状況でした。ところが人の記憶というものは曖昧なもので、あれだけ痛かった開胸手術の記憶も、言葉だけの記憶になりつつあります。それと同時に、塩分制限は、守っているつもりですが、食事の回数を減らす(参考記事:昼食は基本的に食べない食事制限)という試みをやっていて、昼食はかれこれ一年半くらいまともに食べていません。仕事をしているときにはそれでもお客様の中にいますので、おなかがなるのも格好が悪いということで、バランス栄養食やSoyJoyなどを一袋食べています。いずれにしてもお昼をまともに食べていないので、カロリーは圧倒的に少ないので、まさか太ったりはしないでしょう、と高をくくっておりましたが、気がついたらやっちゃってました。
今日、何ヶ月ぶりかにまともに体重計に乗ってみるとなんと75.5kg。手術前が72kgくらいで,手術後が平均して71kg程度。食事制限の後もずっとその体重を保っていましたが、今年の春の健康診断では確か73kg、少し体重が増えたかなという印象でした。

今日、改めて、体重計に乗ってみてびっくり。手術直後から比べるとなんと5kg近く増えています。お昼を抜いて油断していましたが、朝は、次女が焼いてくれる無塩パンにジャムをたっぷりつけて、ついでにコーヒーにも砂糖をたっぷり。それから、お昼は、カロリーバランスと、フルーツブラン系のクッキーをそれぞれ一袋。ついでに、自動販売機で、フルーツジュースを追加するのが日課になっていました。夜は、昼を軽くしている反動で、結構おなか一杯に食べます。その結果がよもやの体重増加につながったようです。
実は最近、足腰が弱くなって、疲れやすいと思っていました。なんてことは無い。体重が増えて体が重くなった分だけ疲れやすくなっていたようです。筋肉は、新たに強化されるほどの運動はやっていないので、体重が増えるとその分それを支える筋肉はつらくなります。
もう少し軽度の運動を心がけるというくらいのほうがよさそうです。いずれにしてもこのまま食欲の秋を迎えて、その食欲を野放しにしておくととんでもないことになりそうです。かといって、昼食を減らす以上に朝や夜の回数をへらすだけの根性は今のところありません。
量を減らす工夫しかありませんね。